最新の機械学習と高度な分析手法を駆使した金融犯罪の検知・阻止によってリスクを軽減最新の機械学習と高度な分析手法を駆使した金融犯罪の検知・阻止によってリスクを軽減
(本リリースは、2019年11月7日にシンガポールで発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちら (英語) をご覧ください。)
クラウド環境に最適化された機械学習と分析向けの最先端プラットフォームを提供するCloudera, Inc. 本社:米国カリフォルニア州パロアルト市、CEO: Martin Cole (マーティン・コール)、NYSE:CLDR、以下、Cloudera)は本日、アジア太平洋地域のトップ30銀行(中国の国有銀行を除く)の過半数が、データ戦略の強化においてClouderaを採用してデジタルトランスフォーメーションを加速し、顧客体験を向上すると同時に、規制・コンプライアンス要件にも対応していることを発表しました。さらに、Clouderaは現在、東南アジアのトップ10銀行*1のうち8行を顧客に擁しています。
過去12カ月を見ても、アジア太平洋地域の企業の実に75%が金融犯罪の被害を受けており*2、データ、分析、機械学習、AIの技術を駆使し、金融犯罪対策に必要な情報を活用することは、金融機関の急務となっています。金融情報や機密性の高い顧客情報の複雑かつ多様性を考慮し、多くの金融機関はすでに、業界の求めるデータの規模と複雑性に最適化された、Clouderaのクラウド非依存型プラットフォームに移行しています。
Clouderaのアジア太平洋および日本担当バイスプレジデントであるMark Micallefは、次のように述べています。「金融犯罪は、金銭的損失の原因となるだけでなく、自行の評判や顧客関係にも悪影響を及ぼすため、銀行にとって最大の課題の1つとなっています。犯罪ネットワークの創造性は進化し続けており、ビジネス・オペレーションの内部または周辺のあらゆる機会を悪用する体制が整っています。サイロ化された膨大なデータ環境への対処のニーズが高まる中、金融サービス機関に求められるのは、データと分析機能をより効果的に活用し、既知・未知の脅威から自社を保護しつつ、規制の変化にも対応し続けるという、画期的なアプローチです。洞察に基づく意思決定を通じ、成長するお客様のセキュリティ保護を支援することで、Clouderaが地域のトップ銀行に選ばれていることを誇りに思います。」
インドネシア国民銀行
インドネシア国民銀行(BRI)は、一般銀行サービスの提供に従事するインドネシア有数の国有銀行です。この数年間で取得した膨大な顧客データを分析するため、同行が構築したのがCloudera Enterpriseを基礎とするビッグデータ・プラットフォームでした。この結果、5年分の履歴データを分析し、得られた洞察を活用することで、ターゲットを絞ったクロスセルとアップセルによるセールスの拡大を実現しました。
また、不正検知用の機械学習モデルを開発するため、BRIはCloudera Data Science Workbenchも採用しました。この新システムは、ATMやインターネットバンキング・ポータルなど、顧客との複数のタッチポイントから発生するイベントの流れの中で見られる異常を表示することで、不正行為をリアルタイムで処理・検知するものです。
BRIのIT/オペレーション担当ディレクターであるIndra Utoyo氏は、次のように述べています。「お客様によるバンキング形態の変化や、不正行為の高度性を考えると、銀行はデータを活用し、ビジネスの成長と保護に向けた新たなアプローチを採用する必要があります。拡張性、セキュリティ、コンプライアンスに優れたClouderaのプラットフォームを通じ、当行はお客様の状況を包括的に把握し、変化し続ける人々のニーズに継続的に対応することで、より良いサービスを提供することができます。さらに、新型プラットフォームは機械学習を活用して不正検知能力を強化しており、データセキュリティに関する懸念の高まりにも対応します。」
ユナイテッド・オーバーシーズ銀行
ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は、アジアをリードする銀行であり、アジア太平洋、欧州、北米の19の国と地域を対象に、500以上の支店・営業所からなるグローバル・ネットワークを有しています。UOBとClouderaが協力して構築したエンタープライズ規模のビッグデータプラットフォームによって、同行の分析チームは関連性の高い高品質データにアクセスし、ビジネスプロセスを改善し、人工知能と機械学習に基づく新たなソリューションを開発することが可能です。具体的には、金融犯罪対策を支援する機械学習ソリューションの1つによって、UOBのアナリストは、マネーロンダリングが疑われる取引の誤検出を40%削減できました。
UOBの最高データ責任者であるRichard Lowe氏は、次のように述べています。「機械学習とデータ分析の活用は今や、マネーロンダリングの検知・阻止に向けたUOBのアプローチの中核要素となっています。当行とClouderaのコラボレーションによって開発したソリューションを通じ、疑わしい取引を示唆していると思われるパターンやリンクの特定と、疑わしいアクティビティのより正確な予測を、これまで以上に明確に行うことが可能です。」
イエス銀行
イエス銀行は、インド第4位の民間セクター企業であり、インドの29州・7連邦直轄領のすべてを対象に、全国的なプレゼンスを誇ります。同行は、Cloudera Enterpriseを導入することで、カスタマージャーニー全体を通じ、一般消費者向けにカスタマイズされたキャンペーンを開発できます。さらに機械学習と予測モデリングを通じ、既存のプロセスを変革し、不正行為をより迅速に検知できます。
イエス銀行の最高情報責任者であるAnup Purohit氏は、次のように述べています。「Clouderaによって、当行はインサイトドリブンな組織になることができます。また、Cloudera Enterpriseを使用することで、金融取引から膨大なデータをマイニングし、機械学習アルゴリズムを作成できます。こうした機能を組み合わせることで、最終的には、リスクを最小限に抑えながら、差別化されたデジタル体験をお客様に提供し、ビジネスを成長させることができます。」
【動画】次世代の金融犯罪対策プラットフォームが機械学習と分析の能力を活用し、
犯罪の効果的なシミュレーション、予測、阻止を実現
参考資料
Clouderaの金融サービス・ソリューションについての詳細は、こちらをご覧ください。
ClouderaのオンデマンドWebセミナー:「Towards the Next Gen Financial Crimes Platform(次世代の金融犯罪対策プラットフォームに向けて)」(英語)
電子書籍のダウンロード:「Fighting Financial Crime - Top 5 Data and Analytics Approaches(金融犯罪対策 ― データ/分析のトップ5アプローチ)」
金融犯罪に関するブログ記事(英語)
1) 「Beyond Money Laundering(マネーロンダリングの枠組みを超えて)」
2) 「New Approaches to Combating Economic Crime(経済犯罪対策の新たなアプローチ)」
3) 「Moving Towards the Next Gen Financial Crimes Platform(次世代の金融犯罪対策プラットフォームへの移行)」
Clouderaの事例に関する詳細は、下記URLをご参照ください。
https://jp.cloudera.com/about/customers.html
*1:https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_largest_banks_in_Southeast_Asia:
■Clouderaについて
Clouderaは、データの力によって、今日不可能なことを明日可能にできると考え、複雑なデータを明快かつ行動につながる洞察に変換できる力をお客様に提供します。Clouderaは、EdgeからAIまでの全ての場所における全てのデータに、エンタープライズ・データ・クラウドを提供します。絶え間ないイノベーションを続けるオープンソースコミュニティを原動力とするClouderaは、世界中の企業にデジタル変革を推進しています。詳細については、http://jp.cloudera.comをご覧ください。
Clouderaに関する情報は、下記でご覧いただけます
・Clouderaウェブサイト:http://jp.cloudera.com
・日本公式ブログ:https://blog.cloudera.jp/
・Twitter: https://twitter.com/clouderajp
・Facebook:https://www.facebook.com/clouderaJP
【報道関係の方からのお問い合せ先】
Cloudera広報事務局
(ホフマンジャパン株式会社内)
担当: 上田 / 松田 / 田中
Tel: 03-5159-5750
Email: ClouderaJP@hoffman.com
※Clouderaとその他の関連する商標はCloudera Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名および製品名は一般に各社の商標です。
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