新たなパートナーとしてServiceNow、Fundamental、Galileo.ai、Pulseが、Clouderaの年次イベント 「EVOLVE25 NYC」に参加
あらゆる場所のデータにAIを提供する唯一の企業 Cloudera 株式会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員 山賀裕二)は、エンタープライズ AI エコシステムを拡大し、実運用に対応した完全な AI ソリューションを提供するための新たなパートナーシップを発表しました。本イニシアチブにより、業界のリーダーが結集し、企業の喫緊のAIニーズをエンドツーエンドで解決する包括的なソリューション群を提供します。
AI市場は急速に進化しており、企業もAI成熟度の新たな段階へと迅速に移行しています。これまで多くの組織が注力していたのは検索拡張生成(RAG)、ファインチューニング、Copilot の活用でした。現在はさらに高度な領域へと進展し、構造化データの予測エンジン、AI によるワークフロー自動化、モデル信頼性を担保するオブザーバビリティ、大規模ドキュメントインテリジェンスなどの採用が加速しています。企業は新たなモデル選択肢やオーケストレーションフレームワーク、複雑な推論とマルチステップタスク実行が可能なエージェント型システムを積極的に取り入れています。
Cloudera は、あらゆる場所のデータにAIをもたらす統合基盤である、AI搭載レイクハウスを通じて、企業のAI活用を通じた変革の推進を支援しています。これは、このアプローチにより、企業は実験段階を超えてAIを業務運用に直接組み込み、顧客体験、不正検知、サプライチェーン予測、IT運用、コンプライアンスなど多様なユースケースで価値を引き出せます。同時に、ガバナンスやセキュリティ、アーキテクチャの柔軟性も維持することが可能です。
Cloudera のエンドツーエンドプラットフォームは、AI に最適化されたデータと、それを知的なアクションに変換するAIエージェントを提供します。このツールにより、既に数百社の Cloudera の顧客企業が実験段階を脱し、各部門にAIを組み込むことに成功しています。Cloudera の最終的な目標は、顧客企業が真に「AI ネイティブ」となり、信頼性と透明性の高いシステムのもとで、人間の関与を最小限に抑えながら自律的な意思決定をできるようにすることです。
このビジョンをさらに推進するべく、Cloudera は4社との新たなパートナーシップを通じてエンタープライズAIエコシステムを拡大します:
ServiceNow:ServiceNow のAIプラットフォームは、エンタープライズのワークフロー自動化とAI活用ソリューションにおける業界リーダーです。今後の統合では、ServiceNow のWorkflow Data FabricゼロコピーコネクタとClouderaのデータ基盤の強みを組み合わせることで、IT、人事、財務、カスタマーサービス、コンプライアンスなど、幅広い部門において重複のない形でリアルタイムの企業データへ安全にアクセスできるようになります。企業はClouderaのAIを活用したレイクハウスが提供する予測インサイトを活用し、ServiceNow のワークフローにおけるタスクの優先順位付け、承認の自動化、問題の予防的解決、そして業務効率化を実現できます。その結果、企業全体において、新たなレベルの俊敏性と一貫性のある、大規模にも対応できる成果が得られます。
Fundamental:Fundamental は、エンタープライズの表形式データに対する、超人的な予測エンジンを提供します。解約予測、与信リスク、不正検知、需要予測など、多くの企業課題は表形式データに基づく予測問題ですが、これらはまだディープラーニングの恩恵を十分に受けていません。Fundamental は、このギャップを解消するために、パラメータ調整や特徴量設計を必要としない基盤モデルを提供します。このモデルは多様なデータセットで事前学習されており、新しいデータに即座に適応し、わずか一行のコードで非常に高精度な予測を実現します。
Fundamentalは、Cloudera のAI 搭載レイクハウスと組み合わせることで、エンタープライズの構造化データが持つ予測力を最大限に引き出します。企業は既に Cloudera で管理している金融取引ログや医療記録、サプライチェーンのデータベースなどを、別のモデリング環境に移行したりカスタムパイプラインを構築したりすることなく、そのまま活用できます。これにより、企業はガバナンスが担保された Cloudera 環境の中で、予測モデルを迅速に展開でき、拡張性とコンプライアンスの両立を実現します。
Pulse:Pulse は、業界で最も高精度なドキュメント処理エンジンを提供し、契約書、保険請求、レポートなどの非構造化コンテンツを、構造化されたLLM対応データへと変換します。PulseをClouderaのAI搭載レイクハウスに統合することで、企業は文書の取り込みからERP、CRM、コンプライアンスシステムへのデータ連携までを自動化できます。
この協業により、これまでサイロ化されていた非構造化情報を構造化データと同じガバナンス環境に取り込むことが可能になります。これによりエンドツーエンドのワークフローが実現します。文書は Pulse によって取り込まれ処理され、Cloudera のレイクハウス内で構造化・検証され、その後すぐに予測モデリング、生成AIエージェント、ワークフロー自動化に利用できる状態となります。
Galileo.ai:Galileo.ai はAIオブザーバビリティに特化し、企業が本番環境でAIシステムを検証・監視・維持できるよう支援します。Galileo のプラットフォームは、大規模言語モデルやエージェント型システム向けに設計されたダッシュボードやアラートを用いて、モデルの精度、ドリフト、信頼性をリアルタイムで追跡します。
Galileo にCloudera の機能が加わることで、企業に「信頼できるAI導入」のためのクローズドループを提供します。データは Cloudera のレイクハウスに流れ込み、そのデータでモデルが学習・実行されます。Galileo は可視性を提供して、環境が変化してもモデルの精度、公平性、信頼性が維持されることを保証します。Fundamental の表形式データ向け基盤モデルが生成する予測や、Pulse のドキュメントパイプラインから抽出されたインサイトを監視する場合でも、Galileo は Cloudera 上で構築されるすべてのAI駆動ワークフローが、コンプライアンスを遵守し、透明性を持ち、高性能であることを確実にします。この組み合わせにより、企業はAIを大規模に展開できるだけでなく、その成果が長期的に信頼できるものであるという安心感を持って導入することができます。
Cloudera の最高戦略責任者(CSO)、アバース・リッキー(Abhas Ricky)は次のように述べています。「エンタープライズAIエコシステムは、大企業がAI導入の複雑さを乗り越えるための当社戦略の中核となっています。今回の新たなパートナーは、まさにお客様が直面している最大の課題に対処するための専門的な能力を提供します。すなわち、ServiceNowによる大規模なAIとエージェント型ワークフローの実運用化、Galileo.ai と Pulse による透明性・信頼性・精度の確保、そしてFundamental による構造化データにおける次世代AIの実現です」
Fundamental の CEO 兼創業者、ジェレミー・フランケル(Jeremy Fraenkel)氏は次のように述べています。「Fundamental は、表形式データに対する予測AIをシンプルかつ強力なものにします。当社のモデルは、テキストや画像で学習された基盤モデルとは異なり、企業の取引データから顧客記録に至るまで、あらゆる企業を支える構造化データ専用に設計されています。Cloudera との協業により、企業はカスタムパイプラインやチューニングの複雑さを伴うことなく、この予測基盤モデルを最重要データセット全体に適用できるようになります」
Galileo.ai のCEO 兼共同創業者、ヴィクラム・チャタジー(Vikram Chatterji)氏は次のように述べています。「AI を本番環境で活用するうえで、信頼性と透明性は不可欠です。Cloudera と共に、私たちは企業に対し、大規模な環境でもAI アプリケーションをテスト、評価、監視、制御、維持するためのツールを提供しています。これにより、データやモデル、環境が変化しても精度と信頼性を確保できます」
Pulse の CEO 兼共同創業者、シド・マンチカンティ(Sid Manchkanti)氏は次のように述べています。「非構造化情報を構造化されたインサイトへと変換することは、エンタープライズAIにおける最大の課題のひとつです。Pulse のドキュメント処理機能を Cloudera のプラットフォームに統合することで、顧客は自社の文書から最大限の価値を引き出し、LLM 対応データを高度な AI ワークフローへシームレスに取り込むことができるようになります」
Cloudera の AI エコシステムには、既に NVIDIA、Amazon Web Services(AWS)、Pinecone、Google Cloud、Anthropic、Snowflake、CrewAI が参加しています。Cloudera が強固なパートナーネットワーク構築に取り組む背景には、「大規模なAI導入における複雑な要件を単一のベンダーだけで解決することはできない」という基本的な信念があります。オープンなエコシステムを育成することで、Cloudera は企業に対し、自社のユースケースに最適なツールやモデルを選択しつつ、データとインフラのコントロールを維持する力を提供しています。
Cloudera およびそのパートナーエコシステムが、どのようにして企業にとって AI の価値最大化をより容易に、より経済的に、より安全に実現しているのかについて詳しくは、Cloudera.comをご覧ください。
Cloudera について
Cloudera は、あらゆる場所に存在するデータにAIを提供する唯一のデータ& AI プラットフォーム企業として、大手企業から高い信頼を得ています。実績あるオープンソース基盤を活用し、パブリッククラウド、データセンター、エッジを統合する一貫したクラウド体験を提供します。ビッグデータのパイオニアとして、Cloudera は企業があらゆる形態のデータを100%活用し、AI を適用するとともに制御できるよう支援します。これにより、統合されたセキュリティとガバナンス、そしてリアルタイムの予測的インサイトを提供します。世界中のあらゆる業界の大手組織が、意思決定の高度化、収益性の向上、脅威への対策、そして人命の保護のために、Cloudera を活用しています。
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