概要
ビジネスのスピードに対応するオンプレミスデータプラットフォーム。
CDP Private Cloud は、パブリッククラウドの俊敏性や柔軟性とデータセンターの統制を組み合わせたハイブリッドデータプラットフォームで、強力な分析、トランザクション処理、機械学習のワークロードを実行します。CDP Private Cloud では、従来型でありながら弾力性のある分析、拡張性に優れたオブジェクトストレージを採用し、従来のモノリシックなクラスタ環境を1つの強力かつ効率的なプラットフォームに最新化します。
単一の画面から管理でき、パブリック、プライベートを問わずすべてのクラウドにわたって一貫したデータセキュリティとガバナンスを維持できる CDP Private Cloud は、CDP Hybrid Cloud の必須コンポーネントで、データとワークロードの真のモビリティを目指すデータセンターのお客様にとって最初のステップとなります。
CDP Private Cloud の導入から企業が得られるメリットは次のとおりです。
- 使いやすいセルフサービス分析のプロビジョニングが日単位ではなく分単位で完了するシンプルさによる、価値の短時間の実現。新しいユースケースを迅速にオンボーディングできます
- リソース活用の最適化、コンピュートとストレージの分離によるコスト効果の改善。データセンターのインフラストラクチャーコストを最大50% 削減できます
- ワークロードの分離と完全に管理されたマルチテナンシーに基づく、予測可能なパフォーマンス。重要なワークロードに対するスパイクの影響と、その結果生じる SLA と SLO の未達がなくなります

CDP Private Cloud 製品ファミリー
従来型の分析、クラウドネイティブなワークロード、オブジェクトストレージ。
ビジネスやその変化し続けるニーズと共に進化する柔軟なオンプレミスプラットフォーム。
CDP Private Cloud Base
- 慣れ親しんだクラスタフォームファクタにコロケートされる従来型のワークロード。最新のオープンソース分析を活用できます
- HDFS、Ozone、サードパーティーのオブジェクトストレージなどのデータストアオプション。変化し続けるパフォーマンスと拡張性の要求に完璧に対応します
- SDX による一貫したセキュリティとガバナンス。より多くのユーザーに対しポリシーベースのデータアクセスを実施し、安全でコンプライアンスに準拠したデータレイクを実現します
- CDH および HDP 環境の直接インプレースアップグレード。スピード、効率、セキュリティを即座に改善できます
CDP Private Cloud データサービス
- コンテナ化されたセルフサービスの多様なクラウドネイティブデータサービス。オンボーディングプロセスのシンプル化で価値実現までの時間を短縮できます
- ベアメタルまたは VM に展開される完全分離型の最新コンピュートレイヤ。リソースの有効活用が促進され、 ROI が高まります
- Private Cloud Base を SDX とデータストレージに適用。ガバナンスが確保された共有データレイクによって、リスクを減らし、効率を改善できます
- CDP Hybrid Cloud への布石。プライベートクラウドとパブリッククラウドにわたるデータおよび分析環境から究極の柔軟性を引き出しましょう
CDP Private Cloud データサービス
データエンジニアリング
複合的なデータパイプラインのオーケストレーション、運用、自動化により、効率性を高め、価値実現までの時間を短縮します。
Data Warehouse
最新のセルフサービスによる高度な分析ユースケースのすべてに対応する、ハイブリッドおよびマルチクラウドのデータウェアハウスサービスを大規模に利用できます。
機械学習
セルフサービスの機械学習ワークスペースとその基盤となるコンピュートクラスタにより、場所を問わず大規模な開発を加速させます。

あらゆるデータセンターに対応するプライベートクラウド
Cloudera Embedded Container Service (ECS) を導入すれば、必要なすべてのサービスのインストール、設定、管理を自動化し、一群のベアメタルマシンを、CDP Private Cloud データサービスアプリケーション向けに最適化されたコンテナベースのプライベートクラウドとして利用できます。企業は ECS によって、データと分析に関するプライベートクラウドのメリットを迅速に享受できるようになります。
CDP プライベートクラウドの特長
管理の迅速化と簡素化
業界最高のデータライフサイクルソリューション
統合データプラットフォーム
拡張性とパフォーマンス
セキュリティとガバナンス
管理の迅速化と簡素化
データライフサイクル全体の一元的かつ包括的なビューで、管理を簡素化します。
単一の画面からすべての分析とプラットフォームサービスの管理、監視、オーケストレーションを実行できます。その範囲は、プライベートクラウドだけでなく CDP Hybrid Cloud 全体にわたります。導入および保守タスクの高度な自動化によってパフォーマンスを確実に予測でき、SLA と SLO が保証されるとともに、新しい分析をかつてなく迅速に導入できます。
さらに、CDH および HDP 環境のインプレースの最新化と、個別にアップグレード可能なワークロードでアップグレードコストを半減できます。

業界最高のデータライフサイクルソリューション
パワフルな分析、トランザクション、機械学習のワークロードで、データドリブンな意思決定を加速します。
CDP Private Cloud から、目的に特化した分析アプリケーションのスイートが提供されます。各アプリケーションはそれぞれ得意分野を持ち、あらゆるデータに対して強力かつ高性能で実用的な分析を実行できます。
エンジニア、アナリスト、データサイエンティストのチームは、専用のインターフェースと機能を使ってデータを自由に処理し、データに基づいたインサイトを発見して意思決定の改善に役立てることができます。セルフサービスによって新しい分析の導入期間が週単位から分単位へと短縮されます。エンドユーザーが価値を実現するまでのプロセスが改善され、プラットフォーム管理者の負担が減ります。

統合データプラットフォーム
データを保存して分析するデータセンターサイロをなくし、より深い洞察を迅速に取得できます。
CDP Private Cloud では、クラウドネイティブな分析サービスと従来型のワークロードの両方で同一のデータを利用するので、相互接続された分析のメリットを実現できます。データの現場担当者は、簡単に導入できる強力な分析とデータパイプラインを活用して、データコンテキストと結果を難なく共有できるので、価値を迅速に実現するとともに、深い洞察を得ることができます。
CDP Private Cloud を CDP Hybrid Cloud への布石とし、プライベートクラウドとパブリッククラウドにわたるデータおよび分析環境から究極の柔軟性を引き出しましょう。

拡張性とパフォーマンス
パフォーマンスを最適化し、同時実行の分析ワークロードから要求されるリソースを効率よくマッチングします。
リソースを最適化すれば、業務上不可欠なアプリケーションに必要なパワーを独占的に投入でき、SLA や SLO の未達リスクを減らせます。コンピュートリソースとストレージリソースを再配備なしで弾力的に拡張できるため、パフォーマンス要件とワークロードを柔軟に対応させて、リソース使用率を2倍に引き上げられます。
クラスタの統合とデータ重複の排除で効率化がさらに進み、インフラストラクチャーコストを30パーセント削減できます。

セキュリティとガバナンス
データと分析のライフサイクル全体に組み込まれたセキュリティにより、統制とガバナンスを確保できます。
CDP Private Cloud の統合ポリシーエンジンでは、管理者に負担をかけずに何千ものユーザーに規模を拡大すると同時に、データライフサイクルのすべてのステップにセキュリティルール、権限、ポリシーを適用できます。このプラットフォームで、ワークスペース全体でユーザーアクセスを管理し、アクティビティを監視し、共有データの使用状況を監査して、一貫したガバナンスを達成できます。規制の厳しい業界のコンプライアンスニーズを満たすため、CDP には、機密データのエンドツーエンドガバナンス機能が含まれており、プライベート、パブリック、ハイブリッドを問わずあらゆるクラウドにその対象を拡張できます。
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