組織横断的なデータ分析を可能にし、ビジネスの成長を支えるプラットフォームに進化
エンタープライズ・データ・クラウド・カンパニーのCloudera株式会社（本社：東京都中央区、社長執行役員：大澤 毅、以下 Cloudera）は、株式会社ドワンゴ（本社:東京都中央区、代表取締役社長:夏野剛、以下 ドワンゴ）がClouderaのエンタープライズプラットフォームを活用し、同社が運営するニコニコ動画やニコニコ生放送をはじめとする、各サービスの効果測定などに貢献している事例を発表しました。また、チャンネルオーナーに向けたマーケティングデータの提供にも役立っており、ドワンゴの事業拡大を後押ししています。
多彩なデジタルコンテンツやサービスを展開する総合エンタテインメント企業のドワンゴでは、動画などのコンテンツを配信するUGC（ユーザー生成コンテンツ）プラットフォーム内のビッグデータを分析する基盤を運用していました。様々な部署からのデータ分析ニーズの高まりを受け、組織横断的なデータ分析基盤が必要となり、インフラ運用にかかる手間を軽減し、より全社的なデータ分析能力の増強と環境構築が求められました。
ドワンゴは、Clouderaをベースにデータ分析基盤を構築し、現在は、サーバの高集約化を図ることで50台を超えるノード上でClouderaを稼働しており、データサイズも1ペタバイトを超える規模までに拡張し、人員を増やすことなく運用しています。
主な用途としては、ニコニコ動画やニコニコ生放送の効果測定において、各サービスから収集されるアプリケーションログも含めた詳細な分析や、効果測定に必要な深堀り分析などに活用しています。また、サブスクリプションビジネスが展開できるニコニコチャンネルのオーナーに対してマーケティングデータを提供するなど、データ集計や分析に活用しており、さらにはニコニコ動画内で提供されている投稿者向けのアナリティクスのデータもClouderaをベースに集計しています。また現在は、組織横断的なデータ分析を担う部署、各サービス内に在籍するヘビーユーザも含めて200名を超えるアカウントで運用され、バッチ処理から高速分析まで様々なクエリエンジンに対応するとともに、厳格な認証認可により、安全で統制のとれたデータ環境を提供し、Clouderaはドワンゴの事業拡大をサポートしています。
今後については、オンプレミス環境で培われた環境を生かしながら、クラウド活用も含めた形でClouderaのソリューションの活用をしていきたいと考えています。ICTサービス本部 Dwango DataManagement Service部 部長 塚本 圭一郎氏は、次のように述べています。「長年運用している中では、コールドデータも多く存在しているため、データの利用頻度に基づいて、適切な管理ができる環境を実現していきたいと思います。オンプレミスの部分を残しながら、必要なリソースをクラウドから調達、移行できる環境が理想だと考えており、その意味でも、新たなソリューションとしてハイブリッドクラウド環境に対応するCloudera Data Platform（CDP）には非常に期待しています」
（以上）
■Clouderaについて
Clouderaは、データの力によって、今日不可能なことを明日可能にできると考え、複雑なデータを明快かつ行動につながる洞察に変換できる力をお客様に提供します。Clouderaは、EdgeからAIまでの全ての場所における全てのデータに、エンタープライズ・データ・クラウドを提供します。絶え間ないイノベーションを続けるオープンソースコミュニティを原動力とするClouderaは、世界中の企業にデジタル変革を推進しています。詳細については、http://jp.cloudera.comをご覧ください。
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