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  • Cloudera Cloudera
  • 企業による高性能な生成 AI アプリケーションの構築を促し、
    正確かつ迅速な対応を大規模に実施する機能の提供をサポート

    本資料は、米国ニューヨーク州にて 2023 年 11 月 2 日(現地時間)に発表したプレスリリースの日本語抄訳版です。

    ハイブリッド・データ・クラウドの実現を目指す Cloudera 株式会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員:大澤 毅)は、Cloudera が AI の長期記憶を提供するベクトルデータベース企業の Pinecone と、業務提携契約を締結したことを発表しました。本提携では、AI ベクトルデータベースに関する Pinecone の専門知識と Cloudera のオープンデータプラットフォームとの連携を通じて、企業が AI を活用して運用を効率化し、カスタマーエクスペリエンスを改善する方法を変革することを目標としています。

    市場リーダーである Pinecone のベクトルデータベースは、生成 AI にとって極めて重要なインフラストラクチャです。Pinecone は、従来のデータベースでは効率が著しく悪かった AI のデータ表現(ベクトル埋め込み)の保存、および意味の類似性に基づく検索のために最適化されています。こうした機能は、大規模言語モデル(LLM)を使用したアプリケーションへのクエリにコンテクストを付加する際に必要です。コンテクストの付加は、「ハルシネーション(幻覚)」とも呼ばれる誤ったアウトプットを大幅に減らし、検索や生成 AI のアプリケーションで正確かつ適切な回答を行うのに役立ちます。

    本提携により、Cloudera は Pinecone の業界トップクラスのベクトルデータベースを Cloudera Data Platform(CDP)に組み込み、Cloudera 上で拡張性に優れた AI 搭載アプリケーションをリアルタイムで容易に構築および展開する機能を企業に提供します。その一環として、開発者が自社のウェブサイトのデータから新しいナレッジベースを迅速に構築および強化できる、新しい Applied ML Prototype(AMP)に加え、ユーザーが AI アプリケーションのインジェストパイプラインを迅速に設定できる事前構築済みのコネクターをリリースします。AMP では、Pinecone のベクトルデータベースがこれらのナレッジベースを活用することで、チャットボットの回答にコンテクストを提供し、有用なアウトプットを引き出します。

    ユーザーはこのアーキテクチャを活用し、サポート用チャットボットや社内のサポート検索システムの設定、改善が可能です。人間がケースに対処することで発生する費用を削減し、解決までにかかる時間を短縮することでカスタマーエクスペリエンスを改善できるため、運用コストの削減を実現します。AMP について、またベクトルデータベースが AI アプリケーションにコンテクストを付加する方法について、詳しくはこちらから確認できます。 

    Pinecone の製品担当バイスプレジデントを務めるイーラン・デカル(Elan Dekel)氏は次のように述べています。「データマネジメントにおける Cloudera の幅広い専門性と Pinecone の最先端のベクトルデータベースを組み合わせることで、素晴らしいパートナーシップが実現されます。すでに多くのお客様が、Cloudera を活用してデータを管理しています。今回の提携により、Pinecone に保存されたエンベディング(埋め込み)と Cloudera に保存されたデータを使って、かつてないほど簡単に AI アプリケーションを構築できるようになります。私たちは、パーソナライズされた比類ないエクスペリエンスの提供、ユーザーエンゲージメントの向上、事業の成功の実現へと企業を導きます。」

    Cloudera の最高戦略責任者を務めるアバース・リッキー(Abhas Ricky)は次のように述べています。「Pinecone のベクトルデータベースやセマンティック検索機能を、Cloudera のパブリッククラウドのお客様に提供できることを嬉しく思います。これにより生成 AI のユースケース展開が加速され、開発者のエクスペリエンスを大規模かつ大幅に改善することができるでしょう。」

    SanjMo の創業者で Gartner アナリストの経験を持つサンジェブ・モハン(Sanjeev Mohan)氏は次のように述べています。「Pinecone と CDP の連携により、顧客は生成 AI アプリケーションの構築にきわめて重要な新機能が新たに利用可能になります。さらに、オープンソースの Apache NiFi ベースの Cloudera Data Flow(CDF)と Pinecone の連携も予定されており、CDP は AI に汎用データを提供することを重視する姿勢を一層強めていくでしょう。CDP の顧客は、オンプレミス、クラウド、エッジといったデータが保存されたさまざまな場所で、AI を活用することが可能です。」

    以上

    Cloudera について

    Cloudera は、データの力によって、今日不可能なことを明日可能にできると考えています。あらゆる場所のデータから信頼性の高いエンタープライズ AI を生み出すよう促すことで、コストやリスクの削減、生産性の向上、ビジネスパフォーマンス達成の加速へと導きます。Cloudera のオープンデータレイクハウスは、データ管理の安全性とクラウドネイティブデータ分析のポータビリティを実現し、パブリッククラウドかプライベートクラウドかを問わず、あらゆるクラウド上のデータタイプ全ての管理と分析を支援します。ハイパースケーラーにも比肩する大量のデータを管理する Cloudera は、ほぼ全ての業種のリーディングカンパニーからデータパートナーとして選ばれています。Cloudera は、データの価値と未来についての指針を世界に示してきました。今後も、オープンソースコミュニティによるたゆみないイノベーションを原動力とする活発なエコシステムの牽引に力を注いでまいります。詳しくは http://jp.cloudera.com をご覧ください。

    Cloudera および関連するマークは、Cloudera, Inc. の商標または登録商標です。その他すべての会社名および製品名は、それぞれの所有者の商標です。

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    株式会社トレイントラックス(Cloudera 広報代理店)    担当:篠原、小牧

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