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スマートフォンに特化した広告マーケティング会社として2009年に設立された株式会社 CyberZ(サイバーゼット: 以下、CyberZ)。現在では、サンフランシスコ、韓国、台湾、シンガ ポールに支社を構え、全世界規模で広告主のマーケティング活動を支援しています。同社 では、以前、提供する主力スマートフォン広告ソリューションツール「Force Operation X (以下、F.O.X)」で使用するビッグデータをオンプレミス環境で運用管理していましたが、そこ には幾つかの課題がありました。課題解決のためのソリューションを模索する中、同社では 熟慮の末、Cloudera Enterpriseの選定を決定し、大きな導入効果を得ました。

導入前の課題:属人化、運用保守時間の増大、そしてグローバル展開における壁

CyberZの「F.O.X」は、2011年、国内初のスマホアプリ向け広告効果計測を実現したスマートフォン 広告の効果把握・分析ソリューションツール。アプリのダウンロード、アクション計測から、LTV計測に 至るまで、 ユーザーの行動特性に基づいた効果計測が可能となります。同社にとって主力ソリューション とも言えるF.O.Xでしたが、オンプレミス環境を使ったその運用において、いくつかの頭の痛い課題が存在 していました。

当時の状況について、株式会社CyberZ F.O.X事業部ビッグデータアーキテクトの茂木高宏氏は、次の ように話します。「オンプレミス環境には3つの課題がありました。ビッグデータ環境の属人化、運用保守 に関わる時間の増大、グローバル展開の難しさというものです」

当時のHadoop環境は、複数の開発チームが相乗する形態となっており、Hadoop管理者の負荷が高く、 その属人化と言う問題が発生していました。このため、開発チームが独自にHadoopを利用することが困 難であり、さらにHadoopの特性から、新たな開発環境の構築も容易ではなく、ライトユーザへの敷居が 高いものとなっていました。運用保守にあたっては、ハードウェアで障害が発生した場合、機器の交換から 再稼動させるまでの全体としてのリードタイムが大きく、運用保守作業の中で多くの時間が費やされてい ました。また、HadoopエコシステムでのHDFSおよびストレージに関わる運用負荷も非常に高く、対応 時間の増大につながっていました。さらに、グローバル展開を考慮したデータの扱いやレイテンシ対策を オンプレミス環境で実現させることは、費用面/立地面でハードルが高く、開発スピードが得られにくい状況 となっていました。

これらの課題解決に向け、同社が考えたのは「オンプレミス環境からクラウドへの移行」というアプローチで した。そして、既に知見のあったAWSのパブリッククラウド環境をターゲットにした移行方針の立案作業が 開始されました。

Cloudera 採用の経緯:ベンダーロックインの排除、有効な各種の仕組そして SLA

今回の移行にあたってCyberZでは、「開発チームによるHadoop環境の運用が可能で、データを プログラマブルに運用できること」を重要ポイントと捉え、これを実現できるソリューションを 模索していました。こんな中、浮上してきたのがCloudera Enterpriseの採用という選択肢でした。 「Cloudera Enterpriseでは、パブリッククラウドサービスに関わるベンダーロックインが発生しません。 また、提供されるCloudera Director、Cloudera Managerという仕組みの存在や、サポートなども差別 化ポイントとなりました。Cloudera Directorによって複数アカウント/複数クラスタでの柔軟な運用が 可能となり、Cloudera Managerでは、高信頼なジョブ管理やHadoopオペレーションを容易に実現する ことができます。さらに、Cloudera Enterpriseサポートの導入によるSLAの担保も大きな魅力でし た」と茂木氏は話します。

導入効果:属人化を排除し、運用保守の負荷・時間の削減と事業開発におけるスピードの向上を実現

2017 年 6 月に F.O.X 関連ビッグデータ環境のクラウド移行を完了した同社ですが、Cloudera Enterprise の導入効果は、様々な面で発揮 されています。

茂木氏は、「Cloudera Enterpriseによって、柔軟なビッグ データ環境運用体制を整備することができ、マイクロ Hadoopクラスタを利用した開発やオペレーションを負荷 なく安全に実施することが可能になりました。これによって 『運用保守の時間増大』という課題を解決することができま した。また、パブリッククラウドとCloudera Directorを使用 することで、リードタイムを下げ、運用保守に関わる時間を 短縮することができました。さらに、開発者自身がCloudera Directorを使用してインフラを増設することが可能となった ことで、事業開発におけるスピードが大幅に向上されました。 これらは『ビッグデータ環境の属人化』という課題に対する ソリューションと言えるでしょう。そして、今回の移行によって グローバル展開を視野に入れたシステム環境を実現するこ とができました」と強調します。

今後の展望:新たな PaaS の活用も視野に安定運用を継続

F.O.X ビッグデータ環境のクラウド移行を無事に完了した CyberZ。しかし、その視線は既に次の取り組みに向けられています。 CyberZ の F.O.X チームでは、パブリッククラウド上でビックデータ処理アプリケーションを容易に実行するための PaaS 製品である Cloudera の「Altus」について、既に試用を開始しており、今後の活用もその視野に入っています。

全世界規模で広告主のマーケティング活動を支えるCyberZ。その提供サービスを支えるクラウド基盤のコアとして、Cloudera Enterprise は、 既に必要不可欠な存在となっています。